下の写真は、ハードディスクの中身です。丸い円盤部分が情報を記録する部分で『プラッタ』と呼びます。プラッタの中心部ややしたから右側に出ている細長い三角形の部品を『アーム』と呼びます。写真ではわかりませんが、アームの先端には読み書き用のヘッドがあり、極めてわずかなすき間を保ちながら、情報の読み書きを行っています。情報はプラッタ表面をバームクーヘンのように区切った区画に記録されます。

ハードディスクに情報を読み書きする時、プラッタは毎分4,000〜10,000回転もの高速で回転し、同時にアームが所定の位置に移動します。
ハードディスクから出る音はこの二カ所から発生します!
「ヒュィ〜〜ン」という高周波の音はプラッタの回転により生じるもので、主にプラッタ中心部の「軸受け部」でおける摩擦により生じます。「カラカラ」という音はアームの移動により生じるもので、主に駆動モーター周りの摩擦により生じます。
騒音を少なくする方法を二つ紹介します。
一つは『流体軸受け』内蔵製品を使用する方法です。流体軸受けを搭載する事により、耳障りな高周波の音は大幅に低減します。なお流体軸受けを内蔵しているハードディスクの場合、パッケージに表記されている事が多いので簡単に判断できると思います。ただ流体軸受けを内蔵している製品価格は、従来のボールベアリング内蔵品に比べ割高です。新製品で流体軸受けを内蔵している製品の比率が増えているので量産効果による値下がりに期待したいものです。
二つ目の方法は、最大回転数の低い製品を使用する方法です。一般的に最大回転数の高い製品の方が低い製品に比べ高性能ですが、発生する音は大きくなります。究極の静音を求めるのであれば、ある程度性能は犠牲になりますが回転数の低い製品を選ぶ事も有効な方法です。